大会長 ご挨拶

大会長 明石 定子
東京女子医科大学 医学部外科学講座乳腺外科学分野 教授

この度、日本乳腺甲状腺超音波医学会 JABTS 第3回春季大会の大会長を拝命いたしました。このような貴重な機会をお与えいただきましたことに、心より御礼申し上げます。
日本乳腺甲状腺超音波医学会 JABTS では3年前から年2回の学術集会形式から春はセミナー形式で開催することとなりました。今回も第99回日本超音波医学会学術集会(JSUM)と同時開催いたします。会期は2026年5月29日(金)~31日(日)、会場は東京国際フォーラムです。
今回の JABTS 単独企画では,「原点回帰 その先へ~基本を制する者が診断を制する~」をテーマに掲げ、超音波診断の “ 基本 ” を改めて見つめ直し、その先にある新たな診断の質向上を目指します。
皆様にとって、日常診療に直結する学びと、新たな視点を得られる場となることを願っております。


JABTS 単独企画(5月30日開催)
乳腺領域では「小葉癌を制する」をテーマとしました.取扱い規約第19版で変更のあった病理、超音波画像、MRI 画像、治療の4分野でそれぞれのエキスパートが、小葉癌の診断と治療に関する最新の知見を総合的に取り上げます。
甲状腺領域では、「甲状腺ガイド下穿刺診断専門資格 up-to-date」をテーマとしたセミナーを開催し、甲状腺穿刺の適応評価に必要な超音波診断に関する基礎知識と最新の知見の要点を整理します。
また、安全で確実な穿刺を行うための医療安全の基本を学ぶ機会としても、専門医やコーディネーターを目指す初学者から経験者まで幅広い層に有益な内容となっています。


JSUM × JABTS 共同企画(乳腺領域)5月29日・31日
JSUM との共同企画では、乳癌の超音波検診導入が間近に迫る中、乳腺領域における最新の議論と実践的テーマを取り上げます。技師による読影補助が導入されるにあたり、パネルディカッション「日本乳癌学会・日本乳癌検診学会による乳房超音波読影補助制度」で、制度の概要と今後の運用方針を整理し、読影支援のあり方を多角的に検討します。
また、シンポジウムでは「乳癌超音波併用検診に向けて」をテーマに、J-START の結果報告や、実際に併用検診を行っている施設からの知見を共有し、併用検診の現状と課題、今後の展望について議論を深めます。
乳房超音波診断ガイドライン第4版増補版が丁度本大会のタイミングで発刊されますので、ガイドラインセッションで第4版増補版のコンセプトと第5版の準備状況を解説していただきます。パネルディスカッションでは「乳癌取扱い規約19版が超音波検査に与えた影響」をテーマに、規約改訂が臨床現場に及ぼす変化や診断のポイントについて議論します。さらにワークショップ「乳癌診療における超音波検査の AI 技術」では企業プレゼンテーションとその活用と可能性を探ります。また、豊胸術後の超音波および画像診断に関するセッションでは、術後乳房の評価におけるポイントを整理し、実践的な診断のコツを共有します。加えて、「GTCの理解を深める」ワークショップでは、GTC の概念や臨床的意義について、基礎から応用までを体系的に学ぶ機会を提供します。
乳癌の超音波診断が大きく変わろうとしている現在ですので、参加者の役に立つプログラム構成になったのではないかと自負しています。

JSUM × JABTS 共同企画(甲状腺・頭頸部領域)5月29日・31日
甲状腺・副甲状腺領域では2025年5月に発行された副甲状腺機能亢進症診療ガイドライン2025(日本内分泌外科学会)においても重視されている病変の局在診断を議論する機会としてシンポジウム「超音波診断による副甲状腺局在診断の精度向上」を開催します。
多腺疾患、再発症例、腎性など特殊例も含めて検討いたします。また近年の甲状腺癌におけるがんゲノム医療の普及に伴い変化しつつある術前評価が求められる現状を考慮し、シンポジウム「甲状腺癌の分子生物学的特性と超音波所見の関連」を開催します。超音波や細胞診による診断に、分子生物学的な診断が加わることでもたらされる変化を理解し議論する機会となればと考えております。
また頭頸部領域ではシンポジウム「頭頸部癌の頸部リンパ節診断」、シンポジウム「頭頸部領域における最新の超音波機器開発」、ワークショップ「頭頸部超音波検査の設定とpitfall」、パネルディスカッション「唾液腺の超音波診断」、「頭頸部超音波のハンズオンセミナー」が開催されます。いずれも本会のテーマにもある日常診療における基本から現在の課題を克服するための最新知見を盛り込んだ内容であり、初学者からエキスパートまで満足いただける内容と自負しております。

※準備中です

【参加登録】
参加登録は同時開催となります日本超音波医学会学術集会第99回学術集会のホームページからとなります。